開発事例集CASE STUDY

課題

洗浄時間と充填速度

賞味期限が短い製品を作る場合、まとめて大量の製造ができません。よって、１日の製造時間内に、同一ラインで数種類の製品を切り替えて製造することになります。
このように数種類の製品を切り替えて作る場合にハードルとなるのは「洗浄時間」です。効率良く複数の製品を製造するためには、洗浄を丁寧かつ確実に、そして出来る限り速く行うことで洗浄時間を短縮しなければなりません。
また、ご依頼いただいたドレッシングやソースは、具材入りや二液充填、高粘度などの特徴ある製品でした。このような特徴ある製品の場合は「充填速度」も課題となります。例えばめんつゆのような具材や油分が含まれていない液質の製品の場合は、高速で充填が可能です。しかし前述のような特徴ある製品の場合は、同じように高速での充填は出来ません。
このように「洗浄時間」と「充填速度」がこの案件の課題でした。

提案・解決

機械構造がシンプルな「半自動ライン」で対応　

この案件の課題を解決したのが弊社の半自動ラインでした。というのも、弊社の半自動ラインは機械構造がシンプルなため分解洗浄がしやすく、1日の製造時間内で製品の切り替えを行うことが比較的容易に行えます。また、半自動ラインは全自動ラインに比べて製造スピードが低速のため、製造の工夫がしやすく今回のような特徴ある製品を作るには最適でした。

結果

アイデアが実現し、ヒット商品を生み出すことの喜び

市場のトレンドは目まぐるしく変わっていきます。そのような市場で差別化を図るためには、特徴ある製品を生み出す必要があります。ただし、特徴ある製品は工場の製造効率が下がるため製造サイドに敬遠されてしまいます。
このメーカー様は、開発の方々が様々なアイデアをもっておられましたが、特徴ある製品が多く自社生産ラインでは取り扱いにくい製品でした。そのような案件を弊社に外注いただいたことでアイデアが実現化することで大変喜んで頂き、のちにヒット商品を生み出すきっかけにもなりました。