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開発事例集CASE STUDY

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インパクトのある、
なめ茸入り小袋調味液を作りたい!

インパクトのある、なめ茸入り小袋調味液を作りたい!

カップ麺に付ける小袋製品で、なめ茸の入った調味液を作れないかとのご相談をいただきました。
お客様のご要望は「小さな袋から細長いなめ茸が出るときのインパクトが欲しい」とのことでした。

カップ麺に付ける小袋製品で、なめ茸の入った調味液を作れないかとのご相談をいただきました。お客様のご要望は「小さな袋から細長いなめ茸が出るときのインパクトが欲しい」とのことでした。

課題

長さのある具材の充填
~かみ込み、重量ブレの克服~

この案件では「なめ茸が出る瞬間のインパクト」が重要だということでしたので、出来るだけ長めのなめ茸を使用したいところです。しかし、長すぎる具材はシール部分にかみ込む恐れがあるため、小袋充填には向きません。また、充填の際の重量ブレを少なくするためには、充填前の状態で調味液中のなめ茸が浮いたり沈んだりせず均一な状態を保っていなければなりません。
よって開発段階での課題は、長さがある程度ありかつ長さの揃っているなめ茸を見つけること、そして重量ブレが起きないように調味液を調整することの2点と想定されました。

提案・解決

試作段階と製造現場での調整を重ねる

求める条件のなめ茸は、数社の原料メーカーからサンプルを取り寄せて見つけることができました。
試作段階では、なめ茸が調味液中に均一に混ざった状態になるように粘度の調整を何度も繰り返しました。
また、製造現場では従来使用のものよりも太いノズルを新たに導入、なめ茸がたっぷり入った調味液を仕込み釜から充填機までスムーズに送れるように準備しました。
しかし、ノズルを太くしたことで想定外の新たな課題が発生しました。それはシール部分のヨレです。通常は小袋内の空気を抜くために充填直後に袋を「しごく」工程があるのですが、ノズルを太くしたことでこの「しごく」工程で袋に歪みが発生し、袋がヨレた状態でシール工程へ送られてしまい、きれいに圧着が出来ません。ヨレを発生させずに空気を抜くにはどうしたら良いのか。試行錯誤の上、小袋の縦横サイズを調整することで、ヨレを発生させずに圧着することが出来ました。

結果

お客様の想いをカタチにするために、新たな課題に挑み続ける

それまで私たちは、具材の一部として少量のなめ茸を使った小袋製品を作ったことはありましたが、今回のような長めのなめ茸がたっぷり入った調味液を充填したことはなく、これまでに経験のない新たな課題への取り組みとなりました。
お客様からのご要望を何とかカタチしたいという想いから、条件に合った原料探しに始まり、調味液の粘度調整、新しい機械パーツの導入、資材サイズの変更など
様々な試行錯誤を繰り返して製品の完成までたどり着き、お客様からも高く評価していただきました。

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