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開発事例集CASE STUDY

REQUEST

粒あんを「小袋」に
充填して欲しい!

粒あんを「小袋」に充填して欲しい!

和菓子屋さんから「小袋」の粒あんを欲しいとのご依頼を頂きました。
贈答品の最中(もなか)に添付する仕様で、お客様が食べる時に
皮にあんこを挟み入れるという商品でした。

和菓子屋さんから「小袋」の粒あんを欲しいとのご依頼を頂きました。贈答品の最中(もなか)に添付する仕様で、お客様が食べる時に皮にあんこを挟み入れるという商品でした。

課題

液体製品と高粘度製品の違い

この商品は粒あんが主原料であり、私たちが扱う製品の中では高粘度の分類に入ります。
高粘度製品では、液体製品の製造方法をそのまま利用できるわけではありません。
そこでこの案件では、高粘度製品で考えられる懸念点を洗い出し、テストを実施して事前検証を行うことが必要でした。

提案・解決

温度や殺菌についての懸念点を検証

まず、粒あんは温度によって粘度が変化します。温度が低ければ粘度は固く、温度が高ければ粘度はゆるくなります。
つまり、お客様がイメージする製品時の粘度、仕込み時の粘度、充填時の粘度などそれぞれの工程で粘度を管理するためには温度管理が重要になってきます。そこで、試作段階ではどの程度の温度でどのくらいの粘度になるかについてのデータ取りを行いました。
また、弊社の充填方式はホットパック充填です。ホットパック充填とは、高温に加熱した内容物を小袋やボトル等の容器に充填する方法で、加熱した内容物で容器内を殺菌します。小袋に充填する場合、流動性が十分にある内容物であれば小袋内を内容物が移動することで殺菌されますが、今回の粒あんのような粘度が高い内容物の場合、粒あんが小袋内で移動せず殺菌が不十分になってしまうのではないかと考えました。
そこで、小袋充填後に二次殺菌をした場合の菌数データを取り、二次殺菌をしない場合との比較を行いました。

結果

思い描いた商品の完成!

様々なテストでデータを取った結果、各工程での最適な温度をつきとめ、またこの案件では二次殺菌が不要であることもわかりました。
高粘度の製品は製造スピードが遅いこと、菌数制御など細心の注意が必要なため、敬遠されがちな製品ですが、今回の取り組みはお客様に大変喜んでいただきました。
私たちにとっても新たな挑戦で高粘度の充填ノウハウを得ることができ、このノウハウを生かして製品の幅を広げることが出来ました。

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